白竹 本木賊垣
白竹 本木賊垣は、油抜きを施した白竹を丸竹のまま使用する伝統的な竹垣の一種です。
本木賊とは、細長くて節の多い植物で、主に垣根の縦材や装飾に用いられます。晒竹の清潔感ある白さと、本木賊の独特な質感が組み合わさることで、庭園に爽やかで上品な雰囲気をもたらします。
構造としては、晒竹を用いた横胴縁や押縁を組み、本木賊の枝を縦方向に配して垣根を構成します。両者の素材感の違いが、垣根に繊細な陰影と立体感を生み出し、和風庭園の景観を引き締める効果があります。
晒竹 本木賊垣は、主に茶庭や数寄屋造りの庭園など、落ち着きと清潔感を重視した空間で用いられ、周囲の自然と調和しながらも存在感を放ちます。