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炭化杉矢羽根アジロ

 和風建築に古くから使われてきた高級素材のひとつに、「黒部杉」と呼ばれる銘木があります。

黒部杉は別名「ネズコ」とも呼ばれ、木曽地方などに自生する針葉樹から得られる、黒味がかった落ち着いた色合いと上品な木目が特徴の素材です。

数寄屋建築や和風建築との相性が良く、弊社でも黒部杉を使用した天井材やアジロなど、さまざまな商品を製作しています。

しかし昨今では生産量が非常に少なく、年々入手が難しくなるとともに、価格も高くなっています。

そこで弊社では、本物の黒部杉を使った商品を大切に作り続ける一方で、その雰囲気をより手頃な価格で楽しんでいただける素材の開発にも取り組んでいます。

そのひとつが、「炭化杉矢羽根アジロ」です。

本物の赤杉から作った突板単板を炭化炉で燻蒸することで、黒部杉を思わせる落ち着いた深みのある色合いに仕上げ、それを矢羽根模様に丁寧に編み上げています。

https://yokotake.co.jp/product/category/yokotake-board/

もちろん、本物の黒部杉が持つ独特の色艶や風合いには到底及びません。

しかし、使用する場所やご予算によっては、価格を半分程度に抑えられるのであれば、こうした素材も十分に選択肢のひとつになるのではないかと考えています。

本物の素材が持つ価値を大切にしながら、現代の建築に取り入れやすい新しい選択肢も作る。

伝統的な和の意匠を、より幅広い建築空間で使っていただくための我々の取り組みのひとつです。

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