伊助のよもやま話
師走と竹 さすがに12月は忙しい。 昔と変わらず庭先をきれいにして、新年を迎える気持ちは京都人だけではないだろうが、お客を迎える一番の接待に青々とした竹を使うのは、いかにも京都らしい。 このような恒例の庭関係の仕事に加え、今年は青竹の徳利の注文を大量に受け、皆でやいやいと作っている。お酒の宣伝に使われるらしい。 竹もそのような役目で間に合っている事に喜んでいる。 年の瀬の慌ただしさと同時にこまごまと忙しい日々が続く。 しかし、この忙しさを過ごすと、より嬉しいお正月が来る。正月を迎えるこの気持ちは、いくつになっても変わらない。 大震災をはじめ、あちこちで災害の多かった一年で、少しは淋しいお正月気分ではあるが、幸いにも今のところ大きな事故のない京都に住んでいる事に感謝している。 京都には様々な家元がおられる。その方々も益々頑張っておられるように見える。 事始めも無事に過ぎ、毎年の年末行事も変わらず過ぎて行く。このまま、何もなく良い新年を迎えることを祈る。 皆さんも元気で、良いお正月をお迎え下さい。おめでとうさん。 |