伊助のよもやま話


会長

竹屋の今昔

私たち竹材店の販売には、竹の加工が付き物です。
竹の加工には特殊な道具がいくつかあって、それを使いこなす技術が商いを左右する。

この間、道具棚を整理していると、昔からよく使った懐かしい道具類がたくさん出てきた。じっと見ていると、その一つ一つに深い思い出がある。
苦労して使い方を覚えた物ばかりで、思わず手に取って見た。
今は、電気で動かす道具が多くできて、昔の道具の出番がない。ほとんど赤錆が付いて、隅にころがっている。
手もみのキリ、エンマの釘抜き、ねじ回し、金づち、ヤスリなどは、今の道具の前ではとてもついていけない。

昔はたくさんの職人の手によって加工していたが、今は2、3人で事が済むようになった。
技術の面も古い手練が間に合う加工もあるが、今の電気道具を使う技術でやっていかないと、上手く仕上がらない物もある。手で仕上げていた頃の事を思えば、確かに早く上手く仕上がる。
でもそんなに早く仕上げても、儲けはというと昔と変わらないのが不思議だ。

昔はのんびりと楽しんで仕事をしていた。道具も今昔ですが、人も今昔になった。
仕事は楽しんでやりたいものですね……。
今は、道具が人を使っているみたいですね……。


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