伊助のよもやま話


会長

竹は涙か溜め息か

現在は建築の構造も変わり、年々竹の利用が少なくなった。
普通の住宅に少しでも竹を使用してもらったら、明るく、和やかな雰囲気になると思うのだが……

私の子供の頃、昭和初期には、どこの家も竹が使われていた。
その当時、竹屋の仕事の半分以上を占めるのが、壁の材料だった。
壁の材料とは、丸い竹を割って細くし、格子に編んで壁の骨組みとなる割り竹の事だ。
家屋にはなくてはならないもので、毎日毎日その材料を作るのに忙しかった。
竹を割る技術も自然に上達し、私らにとっては満点の仕事だ。

しかし、それが今はほとんど無くなり、骨の無い家ばかりになってしまった。
世の移り変わりは、良いこともあり、悪いこともあり、仕方がない。
と、思っていたら、全国の造園業の方からの仕事がじりじりと増えてきた。
京都に古くから培われてきた技術が役に立ち、活き続けている。

時代が変わり、仕事の内容や形が変わっても、技術は生きている。
日々仕事が増えて来ていて、「ほっと」している。
それでも心は許さず、常に努力を忘れず、勉強していくこと、今更ながらに思うが、遅くはない。
これからも続けます、竹屋を…………決めた。


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