伊助のよもやま話


会長



今日は祇園祭り。
京都で生まれ、八十年余り育った私には、なんとなく体がそわそわして落ち着かない日だ。
祭りの囃子の音が恋しく、少しでもよいから見に行きたい、行きたいという気持ちが湧いてくる。そして、あの鉾先を見ると、今年も見に来ましたと心で拝み、納得できるのだ。
鉾には色々な思い出がある。今年は見に行くことが出来なかったが、自分なりに納得して、元気をだして前に進もう。また、来年見られる様に心がけ頑張ろうと思っている矢先に、なんと、家に鉾を見つけた。植木のサボテンが花を咲かしている。その花が鉾先にそっくりなのだ。楽しみは手近なところにあった。
植木好きの人なら知っていると思うが、1年中、外へ放り出していて水を与えなくても枯れない。何の変化も無いようで、普段は目にも留まったことがない。
それなのに、この祇園祭の日に合わせたように、真っ直ぐに伸びた長さ3センチの茎の先に赤黄の花が咲いた。手の平を広げたように咲いた花が、あまりに見事で思わず見入ってしまった。
親のサボテンは太さ10センチ、長さ15センチ位で、緑の塊が鉢に植わわっている。いつも置き去りにしているサボテンに、「また来年も鉾先を見せてください」と、少し淋しい気持ちを抑えて拝んでおいた。来年に期待しよう!

    コンコンチキチン、コンチキチン、
      今日もお客がコンチキチンと、囃子が聞こえてくる。


▲ページ先頭へ

商品 |  竹垣&現場施工 |  よもやま話 |  店舗 |  リンク