伊助のよもやま話


会長

京都の十三参り

人は生まれて大きくなるまでに、安全に健康に育つため、親心もともなって、何度かお参りをする。
全国的に知られているのは、七五三参りですが、京都ではもう一つ十三参りというものがあります。立派な大人になるように子供から大人になる準備として、親子ともどもお参りする。
過日、東京の人が来た時に十三参りの話をすると、東京ではその様なお参りはないとの事。孫の十三参りの話が、面白いと笑っておられたので、ここで書きたくなった。
男女ともに数え年の十三歳になると、厄除けと智恵を授けていただくために名所嵐山にあるお寺にお参りする。お寺の手前に長い長い橋がある。それが有名な渡月橋である。
お参りのために行きは自動車でも、おしゃべりしながらでも構わないが、帰りはこの橋を必ず歩いて渡る。そして、しゃべらない、振り向いてはいけない。振り返ると、せっかく授かった智恵を返さなければならないと言い伝えられている。渡月橋を渡り終るまで後ろを振り向かないで貫き通す。 子供には、その旨をよく言って聞かせても、たくさんの観光客がその橋を渡っているので、つい振り向きたくなる。
子供を信じて歩いている姿を見ている親の方もひやひやとしながら見守っている。その姿を想像してください。
3年前、孫の十三参りに、じじ、ばばがついて行った。例に及ばず、その難所で大変なことが起こった。
孫は言われた通りに真っ直ぐに前を見てスイスイと歩いていたら、外国人に写真を撮らしてほしいと頼まれた。きれいに着飾った着物姿で歩いていたからでしょう。遠目に見ていると、何も事情を知らない外国人との孫のやり取りが面白く、写真を撮らせていた。
孫はなんとか渡りきり、ふくれて私らの所にやって来て、「英語でしゃべってしもたわ」と笑っていたが、さて、これが福となったのか、今カナダに留学し、元気で勉強している。
この元気をじじもばばも貰ってか、まあまあ生活にいそしんでいる。皆さんもむつかしい時は振り向かないで頑張ってください。
なんとかなると思うよ……。


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