伊助のよもやま話


会長

京友禅と桃栗三年柿八年

8月5日京都を観光に来られたお客様が見せにひょこっと入ってこられた。それは暑い午後でした。
お客様が「この辺は西陣で染め加工の本場ですね」と尋ねられ、「そうです」と答えたら「友禅染って有名ですが、なぜ友禅って言うのですか」と尋ねられたが、答えられなかった。
私はここに生まれ、80余年暮らしています。今まで何気なく使っている言葉のつまづきに、さっそく字引をひいて勉強したらわかった。それは明治以前(17世紀後半)に京都におられた画工で、花鳥・山水等種々の色で染め出すことを考えた人の名前を付けたもので、この方は「宮崎友禅」との名前ですから、このあと今でも「友禅模様」と言われています。
その加工も時を経るにしたがって手書き友禅も機械化されつつあります。それは職人さんが少なくなっていき、それを補うためにもあると聞きました。しかし、なかなかの手が込んでいるものが名品で、昔から桃栗三年柿八年と言われていて職人さんの修行のいるときによく言われた言葉です。それが一瞬にして模様が染まる機械が出来たらしいです。でもこの製品は京都からしか出ないと聞いて、まだ京都友禅染という名前がつくのにほっとしています。でも、何十年も経た職人さんの名品も残してほしいものですね。
私たち京都の伝統産業に携わっている者に、今考えなければならない。それは機械化されることによって良し悪しが出来てくれと思う。皆さんにまたそのことを考えるときが必ず来ると思う。元気で。


▲ページ先頭へ

商品 |  竹垣&現場施工 |  よもやま話 |  店舗 |  リンク