伊助のよもやま話

伊助の誕生日 2012.12 10月28日は私の誕生日。88歳になりました。 今日まで無事に過ごさせて頂いたことは、皆々様のお蔭だと何べんも何べんも思っています。 振り返れば、つらい思い出も幸せな思い出も数々ありますが、一番の思い出は竹屋を一生の仕事としたことです。 戦争が終わり、帰郷して荒れた実家を目にして泣きました。でも、その日から竹屋の仕事に就けることが嬉しかった。 何もない時に、仕事という仕事もなかったが、余計に燃えて毎日毎日頑張ることが出来ました。借金も返して、だんだん落ち着いて来た頃、竹屋の仲間に入れて頂いたことも本当に嬉しかった。それからは一層元気がついて、皆に負けないように、一所懸命でした。 この世に生を受けた誕生日に、自分の人生をしみじみ思い返すのも良いことです。 米寿を機に今回で“伊助のよもやま話”を最終回とさせて頂きます。 淋しい思いは残りますが、また一つ良い思い出となりました。 長い間読んで下さり、ありがとうございました。 これからは、皆さんのよもやま話を聞かせてもらう事を楽しみに卒寿、白寿を目指します。 どうか皆さんもお元気で、お過ごしください。 “四方山に花あり竹あり宝あり”
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