Kyoto Shimbun 2011年9月14日(水)
大阪の高校生 京の仕事体験
旅館や漬物店などで
写真
小刀で竹から箸を削り出す高校生たち(京都市上京区・横山竹材店)

京都市中京区のNPO法人「京都カラスマ大学」が13日、古都の文化を学ぶ「京都おしごと十貨」を開いた。
大阪の高校生200人が旅館やホテル、漬物店などしない10カ所で京都の文化を支える仕事への理解を深めた。
「京都カラスマ大学」は毎月1回、20代〜30代向けに古都の特徴を生かした生涯学習の場を設けており、活動を知った金蘭千里高校(大阪府吹田市)が2年生の校外学習のコーディネートを依頼した。
古都を支える若い職人ら3人によるパネル討論の後、10〜30人のグループに分かれ市内で体験学習をした。
上京区の横山竹材店では、生徒30人が小刀ややすりを使い、箸を削り出した。
今川祥子さん(16)=吹田市=は「京都は木造家屋が多く、街並みがきれい。竹箸作りは初めてだが、使えるくらいにはなりそう」と話していた。